from Factory
こんにちは。ようやく関東地方も梅雨入りしましたね。例年より遅い梅雨入りらしいです。
私は駅から毎日自転車で工房まで通ってるので雨は正直辛いです。
さてさて間が空いてしまいましたが前回の続きで「フレンチポリッシュ」を紹介したいと思います。
今回は以前紹介した「スモーカーズチェア」を用いての実践編です。
こちらの椅子は塗装がバリバリになっているのでスチールウールにステインをたっぷり付けて擦っていきます。
パリパリの塗装がステインで溶けつつ着色されていきます。
全体を擦ってキレイに着色されたら乾燥のために1日置きます。
乾燥したら前回アルコールで溶かしたシェラックをフレンチポリッシュします。
木綿の塊を綿の布でキツくくるんでパッドを作ります。
布は古くなったTシャツが細かい繊維も出ないので最適です。
パッドに適量のシェラックを浸けて実際に塗ってみます。
ムラが出ないように全体を塗っていきます。
全体を塗って完了です。
フレンチポリッシュはムラを出さずに理想の艶を出さなければなりません。
職人的技術が要されますが塗り方は人それぞれです。
先輩たちに塗り方を聞いても「経験だからねぇ」とよく言われます。
それほどまでに言葉じゃなく経験や感覚が生きてくる技法なのです。
今回仕上げたスモーカーズチェアは藤沢ウェアハウスにて展示販売中です。
是非お立ち寄り下さい。
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