Facebook instagram
KIYA-CO.JP

BLOG

ブログ

From Factory | キヤアンティークス
From Factory

From Factory

アンティーク家具にはよく釘やネジが使われています。
お店でお客様とお話をしていると、この事に驚かれる方々も少なくありません。
気持ちは解りますが、釘やネジを使わないで作られる木工製品は工芸品クラスの品々で、元々生活に密着した道具として、また修理を繰り返す事を前提に作られた家具達には、簡単に外せるネジ類は頻繁に使われているし、理にかなっていると言えます。

アンティーク家具といえばマイナスネジが使われている事が多いのですが、これは抜く時の事を考えると非常によく出来ています。
マイナスネジについてはまた後日詳しくご紹介するとして、他にオランダ発、日本では主流になったプラスネジ。
これは機械で効率よくねじ込む為に作られたものなので、いざ抜こうとすると少しコツが必要です。
が、規格がしっかりしているので工具選びがマイナスネジに比べて簡単。
そしてイギリスやヨーロッパで戦後あたりからのヴィンテージ家具や車、バイク。新品の輸入家具等に使われているポジドライブというネジ。

プラスの効率とマイナスの抜き易さをミックスしたようなネジで、一見プラスに見えるのですがよく見ると大小のプラスが45度ずらして組み合わされたような形をしています。

ネジの頭だけ見るとプラスと殆ど違いが無いように見えますがドライバーの先端は一目瞭然。

間違った工具を選ぶと簡単にネジの頭を潰します(私達は「ナメる」と言ったりします)。
逆に適切な工具を選んで使えば複雑な形状によりドライバーの浮き上がりを押さえて、抜くのも挿すのも効率よく出来ます。
よく出来ているワリにイマイチ世界基準になれないのは作るのにコストが掛かりすぎるからのようです。
メーカーさんには頑張って日本でもホームセンター辺りで手に入る位にまで普及に力を入れてもらいたいものです。

From.Ta

Shere
Tweet

Back to Page
アンティークについて・購入ガイド
KIYA ANTIQUES 会員様は1年中5%OFF PINE TABLE
Now Loading...