ステンドグラスを取り入れたリフォーム
ステンドグラスをお客様のご自宅のリフォームに使って頂きました。
サンルームへの入り口が大きめの開口のため、アクセントとして欄間になるステンドグラスを探されていましたが、写真のステンドグラスを加工して入り口をアーチ状にする装飾をご提案したところ、採用していただきました。
アールヌーボー期に作られた物で、加工前の寸法はW1300mm×H940mm。
かなり大型のステンドグラスです。
今回は贅沢にも上部左右の色付きのステンドグラスを2枚に分割して使います。
センターのクリアガラスは、どうやらオリジナルではない様ですが、作業代金と相殺という形で引き取らせて頂きました。
後付けとはいえ古いガラスです。
いずれ何かの作業で出番が来るでしょう。
というわけで、クリアガラスは丁寧に外して、枠をカットします。
これを開口部の壁と天井のコーナーに対称に取り付けます。
ガラスの収まっていた段差をカットして、エンドを整え、断面をトリマーを使ってギンナンで面取り装飾。
↓
古いペンキの表情を残す都合上、加工箇所との雰囲気を揃えるため、この時点での木工作業は割とアバウトなイメージで進めます。
最終的に断面だけ綺麗になりすぎるのはNGです。
全体をペンキで仕上げます。艶は少し押さえ目にしました。
ガラスをクリーニングして納品です。
今回の取り付けは、お客様に出入りの大工さんを手配して頂きました。
日を改めての施工ということになりましたので、せっかくなので取り付け後に最終の仕上げ(ネジの頭を目立たなくする処理)と写真の撮影をさせて頂きました。
イメージ通りに納まり、ステンドグラスの効果にも喜んで頂けた様です。
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