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From Factory | キヤアンティークス
From Factory

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かなり使い込まれたゲートレッグテーブルですが、注文当日の夜には配達しなくてはならない急な案件で、通常こういった納期の場合、現状で使って頂くところですが、出荷先が飲食店ということもあって、天板だけでも出来るだけキレイにしてみよう、ということで、突貫ですが店頭で塗装の修復開始です。

夕方には出荷するので、塗料の匂い等も考えると、作業は午前中には終わらせたいところです。
乾燥時間を考えると、手を動かす時間は30分前後でしょうか。

手を抜くところは抜かないと間に合いません。

天板全体をサンディングで整えます。
普段はオリジナルの塗装を全て剥がした後でサンディングですが、今回は足付け兼、素地の調整です。


だいたいこんな感じ。
全体が同じ雰囲気になるようにある程度の強弱を付けて作業します。

天板全体を着色。
濃いめのブラウンを直接塗って時間を稼ぎます。
一気に濃い着色をする場合はムラになりやすいので注意が必要です。

普段はオイルステインを調色して重ねて塗っていますが、乾燥時間に限りがあるので、クリアラッカーに着色剤を加えた塗料を使います。

全体が塗れました。
ここで30分ほど乾燥。

乾いたら表面の細かい凸凹を撫で付けて上塗り。
今回は比較的乾燥の早いラッカーです。

普段は吹き付け塗装かフレンチポリッシュで均一に仕上げますが、何しろ時間が無いのと、1回の塗装で厚みを稼ぎたいので刷毛で塗っています。
ムラや刷毛目が極力残らない様に塗っていますが、やはり普段とは勝手が違ってなかなか難しいですね。

乾燥後にもう一度塗って終了。
仕上がりは当然満足の行くものではありませんが、サービスなので割りきらないといけません。
今回はここまで。
オリジナルに比べたら数段マシになりました。

実は今回はリースで貸し出すテーブルを実際に使いたいとのことでしたので、修復済みの商品やリプロダクションを貸し出す訳にもいかず、比較的塗装の状態が悪いことを条件に了承した特殊な案件でした。
したがって今回の塗装は、返却後のレストアを考え、制限の有る中での補修となりました。

Shere
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