From Factory
アンティークステッキを大量にレストア中です。
どちらかと言うと装飾的な意味合いが強く、コレクションや嗜好品として扱われる事が多いアイテムですが、しっかりとした造りの物はもちろん実用品としてもお使い頂けます。
(先端にゴムのキャップを取り付けることを推奨しています。)
追々横浜店で展示販売される予定です。
ステッキの修復の流れで、現代物の傘の柄をアンティークステッキのハンドルとすげ替える加工にチャレンジしてみました。
ハンドルはアンティークのシルバー830。
形状的に傘の軸に繋げる部材が必要なので、花梨の丸棒を加工して使います。
穴明けは、細い丸棒のど真ん中に2段の穴を掘らないといけないので、精度に気を使います。
意外と大変だったのが傘の軸を無傷の状態で、プラスチック製のハンドルを外す工程。
軸のパイプは少しでも曲がったり凹んだりすると花梨に明けた穴に入らなくなってしまいます。
今回はハンドルは再利用しない前提なので、電動工具で溝を入れて割って外しました。
クリアで塗装した花梨の丸棒にシルバーのハンドル、傘の軸を接着して完成です!
試作品ですがまぁまぁの出来です。
このタイプの傘は、世間ではビックリする程の高値で取引されているので、商材として研究してみるのも面白そうです。
ちなみにこちら、わが社のオーナーの私物のため、売り場に出ることはないと思われますが悪しからず。
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