From factory
アンティーク家具に使われているネジのバリエーション違いが久しぶりに出てきました。
今回はプラスでもマイナスでもポジドライブでもなく「四角」です。
四角い凹みが頭に掘られた木ねじです。
キヤの書庫にも文献は無く、正式な名称は不明です。
1900年〜1930年頃の、特にダイニングチェアのコーナーブロックに使われています。
中でも造りの良い家具に多く使われていたようです。どういう訳か椅子以外では見掛けたことはありません。
規格もまちまちで、出くわす度に自分達でドライバーを削り出し、熱処理して慎重に回して外しています。
現在では建材の一部に使われている様ですが、ほとんど淘汰されてしまった絶滅危惧種です。
Back to Page