From Factory
アンティーク家具の意匠で欠かせない轆轤挽き。
椅子のパーツや小物等を造る細く短い木材から、ダイニングテーブルの脚のように、90ミリ×90ミリの角材、さらには120ミリ×120ミリなんて太さのの木材も加工することがあります。
テーブルの脚ともなると、旋盤のスイッチを入れるだけてこの迫力です。
動画だと分かりにくいですが、工房全体の壁を揺らす勢いで回転しています。
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この高速で回転する角材に、最初に刃物を当てる時はなんとも言えない緊張感です。
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これで90ミリ×90ミリ。
実際に手に掛かる負荷はかなりのものです。
最初は技術よりも、思い切りというか根性みたいな精神力が必要ですが、ある程度削って角材の平面がなくなり丸くなった頃からは、逆に繊細さが求められます。
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ちなみに今回は木材の中では柔らかい部類のパイン材を加工しています。
キヤの工房は、大量生産する工場でもないので、慣れた頃には仕事が終わってしまい、次の仕事もしばらく先になってしまう事がほとんどです。
アンティーク家具の脚や轆轤加工専門の木工作家さんの作品のようになかなか上手くなりませんね。
毎回まだまだ修行が足りないなと思い知らされてしまいます。
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