今回のピックアップ商品はこちら。

明治から昭和初期頃の時計から取り外した、鍵巻き式柱時計の機械部分です。
時計は入荷時にかなりの手間と時間を掛けて作動の確認をします。
正しく時を刻まなければ、時計の形をしたただの古い飾りです。
このタイプの時計は、日差プラスマイナス30秒が目安なんだそうです。
もちろんキヤアンティークスでもその辺りを目指して調整しています。
早い段階で、完品、不動品とはっきり解るものは良いのですが、中にはいくら調整しても中途半端に動いて、数分から数時間で止まってしまう物も少なくありません。
時計の専門店であればレストア出来ると思います。
専門店にお願いして、その分のコストを上乗せして…なんて事も考えた結果、これらは新品の電池式ムーブメントに交換することに。
なんとなくとはいえ、動いていた機械を分解してパーツにしてしまうのは、あまりにも心苦しいので、今後も出番は無いだろうなと思いつつ、状態の良い不良品（？）は、毎回余ったベニヤ板に各パーツをまとめて打ち付けて保管していました。
今回はその中でも選りすぐりの３台をピックアップ。
日本の精巧舎、明治時計。アメリカのウォーターバリー社、と、いずれも当時の名門時計メーカーの物です。
時代は上記の通りおよそ100年～70年前の物。
素材は主に真鍮、鉄。鐘の付け根のパーツはそれぞれ凝っていて一見の価値有りです。
腕に覚えの有る方、機械好きな方、部品を探していた方々に使って頂ければと思います。
※こちらの商品は藤沢ウェアハウス店にてご覧頂けます。
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