キヤオリジナルパインテーブル
キヤオリジナルのパインテーブル製作のご注文を頂きました。
ヴィクトリアンスタイルは久々の製作です。
輸入木材の価格が落ち着いてきた様なので、しばらく表記を控えていた本体の価格とオプション価格を追記しました。
ご検討中だったお客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
さて、今回の製作では2つのオプションを追加。
1、脚の素材を北米産パイン材から国産の赤松材に変更。
ご希望の仕上がりが、着色無しのクリアオイルフィニッシュ+ワックスアップなので、素材の色違いを極力抑えるのが目的です。
塗装の後は色違いが更に顕著になりますのでクリア〜ライトカラーで仕上げる場合は材料の変更は必須のようです。
2、引き出しを長手片側に2杯追加。
幕板を標準の幅で作るのでかなり浅い引き出しになりますが、それでもなんとかなるのがオーダーメイドの強みでもあります。
製作はいつも通り脚から挽いていきます。
北米材よりサラサラ削れるイメージで刃物だけでまずまず綺麗に仕上がりました。
赤松材は通常流通していない材料なので、常に探してはいますが、ストックがなくなり次第、次の入荷まで受付を終了致します。
在庫の有無、追加料金等はお問い合わせください。
天板は今回集めた木材の素性から、全て木表で接ぎ合わせました。
木材の表裏の組み合わせは一長一短ですが、今回は表で並べることにより木材の長所を引き出すことにしました。
Ex3、Ex4の天板の材料(Ex4はストレッチの素材も含む)がとうとう入荷未定となってしまいました。
ストックの材料がなくなり次第、仕様変更となります。
脚と脚を幕板で繋いで接着しますが、組付け前に、引き出しのスロットを開けておきます。
強度の都合上、若干上側にオフセットしました。
レールとガイドは本体組付け後に取り付けます。
一度天板と脚を駒止めで仮組し、脚のレベルの最終確認と、引き出しの調整を済ませて再度解体、パーツごとに塗装します。
今回のオーダーのクリアオイルでの塗装は無料のオプションですが、2液硬化のオイルをたっぷり吸い込ませ、染み出た余分を拭き取る事により、素地のままよりキズや汚れか付きにくく、かつ素材の風合いを最大限楽しめるのでオススメです。
新品の状態ではどうしても木材が生々しい印象ですが、それはどんな製作家具でも同じ事。
使い込む内にちょっとしたキズや日焼けが全体的に馴染んでくれることを期待しています。
お客様のイメージとも合っていたそうで喜んで頂けました。
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