玄関にステンドグラスを取り入れた施工例
お客様からのご要望で、新築の住宅にステンドグラスを取りつけました。
玄関ホールからリビングへの入り口にある、目隠しを兼ねた袖壁への取り付けです。
今回は建物の開口サイズが縦に長く、ステンドグラスの選定に難航し、いろいろとアイディアを提供させて頂いた結果、横長のステンドグラスを3枚90度回転させて縦に繋ぎ、さらに上下を互い違いに組み合わせるという、唯一無二のアシンメトリーなデザインに落ち着きました。
今回は新築ということで、あらかじめコーディネーターさんと打ち合わせをさせて頂き、細かく指定のサイズと構造で開口部を造って頂きまました。
工房ではいつも通りの製作。
ステンドグラスを3枚納める木枠ですが、それぞれガラスの間に桟を入れた構造です。
塗装は、事前に頂いていた建物側の木部端材に会わせて着色。
製作物でオーダーするべき色がよく解らない場合は、このように現物に合わせる事が出来ますので、サンプルを持ち込んで頂くのが間違いが起こりにい方法と思われます。
取り付けは両面から押さえ渕で固定します。
現場で微調整するため、工房では少し長めの状態で仕上げておきます。
枠の内側に廻した押渕は、外側に押し付ける状態で固定するため、留め切り(45度カット)の接合部に隙間が出来やすくなります。
少し長めの状態で切って押し込み、固定すると上手く収まったりします。
特に壁紙やクロスの壁に内側に押渕を打つ場合は誤差が出やすいので注意したいところです。
完成がこちら。
玄関付近は、昼夜で明暗のメリハリが付きやすいので、朝でも夜でも楽しむ事が出来るため、ステンドグラスを取り付ける場所としてはオススメの空間です。
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