窓枠にステンドグラスを取り付けました。
吹き抜けリビングの2階位置に、目隠しを兼ねたステンドグラスを取り付けました。
いつも通り、現場の下見から。
もちろん事前に伺ってはいましたが、作業の高い位置で約5m。。。た、高い(汗)
いつもの脚立で何とかなる高さの作業ではありませんが、足場を組めば何とかなりそうです。
まずは、アンティークの枠を外し、取り付ける窓に合わせた寸法の木枠を製作します。
今回は縦長の窓、3枚分の目隠しですが、弊社の在庫商品では寸法とデザインを揃える事ができなかったため、センターは縦長を1枚、両サイドの2枚は小さいステンドグラスを縦に2枚繋いだデザインを採用することに。
ステンドグラスを直に溶接することも可能でしたが、センターに1本桟を入れてオリジナルを活かすデザインにしました。
指定の色で塗装をして完成。
上下左右は寸法に余裕を持たせ小さめのステンドグラスを選んで頂きました。
内枠に合わせることはせずに、井桁状に脚を伸ばし、窓内枠の上下に固定するタイプの枠を採用しました。
窓のサッシの内側に躱したサイズの枠ですので、ステンドグラスに影が入らないデザインです。
と、ここまではいつも通り。
高所用の足場を、工房の駐車場に仮組してシミュレーションしてみます。
幅2.5m×高3.5mの足場です。落ちたらかなり痛そうなので無理は出来ません。
今回は高さが5M以下なので、資格は不要。
手間こそ掛かりますが、専門の知識が無くても比較的簡単に組み立てが出来る、単管パイプの足場を採用しました。
藤沢店の店内では、大型の展示台として頻繁に組んだりバラしたりしているので、工具や資材には事欠きませんでした。
室内での組み立ては、大きな音も出ますし、金属の長物を振り回す事で建物にキズを付ける訳にも行きませんので、いつも以上に気を遣う作業になりましたが、施主様のご協力もあり、組み立て、解体も無事完了。
巧く収まり、視線も気にならないと喜んで頂きました。
聞けば、向かいの土地に住宅が建ち、お互い2階で生活しているとお隣さんと目が合ってしまうのだとか。
高所のステンドグラスの取り付けは、建築中に施工してしまえば何てこと無い作業なんですが、そんなことが家を建てる時に想定出来る訳もありません。
ブラインドやカーテンはメンテナンスが難しい位置ですので、ステンドグラスは良いチョイスだったと思われます。
個人的には勉強になり面白い作業でした。
ありがとうございました!
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