サイドボードの補強脚を製作しました
ヴィンテージのサイドボードをリビングのテレビ台としてお使いのお客様から、扉と引き出しの具合が悪いとの事で修理依頼を受けました。
状況としては家具自体と収納物やのせている物の重みで真ん中が垂れ、本体の構造も緩んでいる状態でした。
まずは歪んでいるパーツを矯正してから本体の締め直しをします。
次に底板の見えない部分に補強をします。金属補強も可能なのですが、
木の動と合わない、合わない分の逃げを作ると補強の強度が下がるので、大きな構造変更が必要になる。
結果、コストと重量がかさむので、費用対効果のバランスが良くないので、今回は木での補強となります。
ですがこの補強だけではいずれまた歪みます。
オリジナルを大事にするオーナーさんでしたので悩みましたが、違和感のないよう補強脚を入れさせて頂く事にしました。まずは収まりを決めて加工します。
色合わせをして取り付け。
天板を支える柱はあまり見えないので簡単なものを作りました。
納品、完了です。
これで垂れ下がることはないでしょう。
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