キヤアンティークス パイプコレクション
パイプスモーカーだったオーナーが長年かけて集めてきたパイプコレクションが、満を持して店頭に並びました!
イギリスのダンヒル、アイルランドのピーターソン、イタリアのサビネリ、フランスのシャコムなど世界の銘品から、19世紀〜20世紀初頭のアンティークパイプ、トルコのメシャムパイプ、世界の珍品パイプ等など、圧巻のコレクションです。
こちらはパイプの王様とも呼ばれている「ブライヤーパイプ」のコレクション。
ブライヤーとはツツジ科のホワイトヒースと呼ばれる植物の事で、パイプに使用されるのはその根の部分です。
英語でブライヤー(brier)は野生のバラやイバラの茂みなどと訳すため、ブライヤーパイプをバラの根のパイプと認識している人が多いのですが、実際はホワイトヒースの根なんですね。
ブライヤーの根は難燃性に優れ、木目の美しさからパイプの材料として広く普及されてきました。
ちなみに、パイプと聞いて思い浮かぶ人物と言えば、シャーロックホームズですよね。
現在シャーロックホームズのパイプとして広く知られているのは「キャラバッシュパイプ」と呼ばれる、ひょうたんでできたパイプです。
実はコナンドイルが描いたホームズの時代にはこのキャラバッシュパイプは存在していませんでした。
どうやらキャラバッシュパイプは遠目から見ても「パイプ」とわかりやすかったため、舞台の小道具に選ばれたり、イラストに描かれて定着したようです。
こちらがキャラバッシュパイプ。
こちらはロンドンのLoewe社製、1900年初頭のアンティークです。
確かに、とってもパイプらしい形ですよね。
物語の中でホームズは「ブライヤーパイプ」か「クレイパイプ」を使用していたという記述があり、実際は当時のイギリスで主流であったビリヤードと呼ばれる形のパイプを使用していたと思われます。
こちらがブライヤーパイプのビリヤード。
こちらは1900年初頭ロンドンBRUMFIT社製。
ビリヤードと並んで定番の形がこちら、ベントと呼ばれるものです。
1970年代イギリス、ダンヒル社製。
ホームズは残されたパイプの形から犯人の人相を当てたと言うエピソードがありますが、パイプは人の顔を選ぶのだとか。
シガレットと違い、パイプはずっと口にくわえているものなので、眼鏡のように顔の一部になるんですね。
常にパイプを離さなかったと言われているアインシュタインはビリヤードタイプを愛用していました。
ブライヤーパイプがパイプの王様なら、パイプの女王と呼ばれているのがメシャムのパイプです。
メシャムとは海泡石と呼ばれる粘度鉱物。
メシャムパイプの魅力はなんと言っても、喫煙によって飴色に変化するところでしょう。
綺麗に染め上げるには上手に喫煙する必要があり、昔の貴族達はわざわざ使用人を雇ってメシャムパイプを染めさせたのだとか。
そうして綺麗に染め上がったメシャムパイプは高値で取引されているのだそうです。
美しく彫刻されたものはパイプスモーカーなら一つは持っていたいアイテム。
こちらは1900年初頭のアンティーク。
オリジナルのケース入りの貴重な逸品です。
ご紹介した商品はすべてキヤアンティークス藤沢ウェアハウス店で展示販売中です。
パイプの魅力がいっぱいの自慢の品揃え、是非堪能しに来てください。
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