ストリップド家具
アンティークやヴィンテージの家具の古い塗装を剥離し、無塗装の状態にしたものを「ストリップド家具」と言います。
イギリスではパイン材のストリップド家具は昔から人気がありますよね。
最近ではパイン材だけでなく、様々な素材の家具の塗装を剥離し、木本来の色を出した家具が静かな人気を集めています。
今回はキヤアンティークスの在庫の中から、大正〜昭和初期頃の日本のカップボードの剥離を行ったので、ご紹介します。
上部にインレイが施された、アールデコ様式のおしゃれなカップボードです。
当時の塗装は濃いめの茶色。
このままでも古い家具の味わいがありますが、剥離して木肌を出していきます。
剥離作業には様々な方法がありますが、今回は剥離材を使用します。
家具は扉、ガラス、金具まで全てバラします。
剥離材を塗布し、スクレーパーで剥がします。
乾いたら全体をサンディング。木肌が見えてきました。
金具類も研磨後再塗装。
組み上げて、完成です。
木肌の色が優しい雰囲気の、おしゃれなカップボードに仕上がりました。
こちらのカップボードは藤沢ウェアハウスで展示販売しています。
無塗装の家具は素朴な木肌の風合いや、日焼け等の経年変化を楽しみたい方向けです。
汚れが気になる方や、家具を長持ちさせたい場合はワックス仕上げをお勧めします。
ご希望の方はお問い合わせください。
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