ゲートレッグテーブル
ドロップリーフテーブルの一種で、名前の由来にもなった「門の開閉に似た動きをする脚」で持ち上げた天板を支える、折り畳み式の天板を持つテーブル。
似たような動きをするテーブルで、ドロップリーフテーブルの他に、バタフライテーブル、フラップトップテーブル、フォールディングテーブルなどがありますが、どれも広義な言い回しで、ゲートレッグテーブルの様に明確に使い分けられてはいないようです。
起源は17世紀頃。
造られる家具にはオーク材が多用された時代。
アンティークから現在リプロダクトで造られる物まで、ジャコビアン様式のゲートレッグテーブルが多いのは、当時を意識した様式美の拘りからでしょう。
ダイニングで使える大きなサイズでも畳んだ状態はかなりコンパクトになり、移動で困ることはほぼ有りません。
無垢材を使って造られたテーブルは軽くはありませんが、大抵は大人2人で持ち歩ける大きさです。
天板はフラップ蝶番を使い、折り畳める構造ですが、可動部はルールジョイント(rulejoint)という細工がなされ、天板に重量物を乗せた時などに、蝶番に負荷が集中しない様に工夫されています。
脚のデザインはどのテーブルも特徴的ですが、線が細く品の良い造りなので、合わせる椅子をあまり選びません。
使いやすい高さで合わせれば、お好みの組み合わせで英国式ダイニングの完成です。
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