ヴィクトリアンマホガニーディスプレイキャビネットの脚の修復
ヴィクトリア時代というと、100~180年前の時代。
ヴィクトリアン家具とはその長い時間を生き延びてきた家具という事です。
今回レストアするヴィクトリアンマホガニーディスプレイキャビネットもそんな時代の質の良い家具です。
当時、相当な高級品であったと思われるのですが、残念ながら使用過程で脚を切られてしまっています。
そのまま販売する訳にはいかないので、脚部(ボウル&クロウ)の修理を施します。
高さ調整の為か4本とも無惨な状態。
キャビネット全体のバランスを見てカーヴィングを施す。
(他の大量に有る現物在庫やアンティークバイブルも参考にします。)
脚を彫る際、見ただけでは解らない塗装の種類や行程、回数が解読しやすいので良く観察し、仕上げ塗装の仕様を決めておきます。
そして塗装。このとき合わせて、経年変化や使用感も全体と合わせてフィニッシュ。
このように仕上げ直し、価格を下げた分お得な家具として生まれ変わりました。
Back to Page