トーネット社製 ケンブリッジ大学 ベントウッドチェア
19世紀中期から現代まで、トーネット社が、世界中に販売したベントウッドチェアは10億脚とも言われていますが、こちらはこの中でもかなりレアなモデル、ケンブリッジ大学の大講堂で使用するために特注された、ベントウッドチェアです。
座面にはケンブリッジ大学の紋章が刻印され、通常のモデルとの違いは一目瞭然です。
ケンブリッジ大学の紋章は、当時と比べるとかなりデフォルメされてしまった様ですが、基本的なデザインは変わっていないようです。
基本となったモデルは、No.56。
今でこそベントウッドチェアのオーソドックスなデザインと言えますが、資料によると、トーネット社がこのデザインの販売を始めるのが、1885年以降。
証明書にはオークションハウスのサザビーズが1860年製と鑑定している、とあります。
どちらの鑑定も正しいとなると、通常ラインが動き出す20年以上前に、試験的に作り始めたモデルだったのかもしれません。
数々の著名人を輩出し、世界有数の名門大学として名高いケンブリッジ大学で、実際に使われていた椅子です。
受験、試験の験担ぎになるかは定かではありませんが、座ると少し賢くなった気がしないでもないスーパーレアな椅子。
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